骨格構造

「骨格構造」とは1960年代に三笠正人先生が述べられた言葉です。土の力学的性質は、土の「種類」と「状態」から決まり、さらに「状態」を規定する3つの因子の中で、密度・含水比以外のものを一括して「骨格構造」と定義されました(飽和土を対象とすれば、密度と含水比は同義)。

名古屋大学地盤力学研究グループは、「骨格構造」として、①関口秀雄先生による「異方性」、②橋口公一先生による「過圧密」の土の再負荷時に塑性変形が生じること、さらに③名古屋大学地盤力学研究グループによる「構造」の概念を取り入れています。