過圧密

正規圧密状態にある粘土を(○)の状態から、除荷にして過圧密状態(●)にし、再び載荷すると、○にはもどらず「塑性変形」を伴い■の状態になります。除荷後の再負荷では、土は弾塑性挙動をしていることがわかります。
また、過圧密とは、土粒子がインターロッキング・ボンドで絡み合っているイメージですが、せん断・圧縮により、土のかみ合わせがはずれ、土は塑性的に膨張します。過圧密状態の喪失(過圧密から正規圧密へもどる)には、土が塑性膨張する方向に働くことになります。下図の赤点線がそのことを示しています。