「変形を通じて破壊へ」遷移する様子

古典的な支持力問題を取り上げ、変形と破壊を別の事象と見るのではなく、破壊を変形の延長線上に位置付けて解析を実施した。
①基礎部の変位制御載荷に伴う明瞭な円弧滑り線が次第に発現される様子や、荷重が低下(荷重軟化)する現象が再現され、②土の状態や初期不整、載荷部の摩擦の有無など、初期条件の違いが、極限荷重や破壊形態に影響があることを明らかにした。

  1. Noda,T., Asaoka, A. and Yamda, S. (2007): Some bearing capacity characteristics of a structured naturally deposited clay soil. Soils & Foundations, Vol.47, No.2, pp.285-301.
    平成19年度地盤工学会論文賞受賞論文