SYSカムクレイモデル

SYSカムクレイモデル(Super/subloading Yield Surface Modified Cam-clay Model)

カムクレイモデルは、イギリス・ケンブリッジ大学の土質力学研究グループにより1960年代に開発された土の構成モデルです。限界状態理論に基づき、土の圧密特性とせん断特性を統一的に表現する有名なモデルです。
しかし、よく練り返して正規圧密状態にした土のデータから作られたものですから、自然の土には十分適用できませんでした。
SYSカムクレイモデルでは、「練返し正規圧密状態の土」と「自然の土」の違いを、土の骨格構造の働きとして説明し、カムクレイモデルの上に骨格構造として異方性・過圧密・構造の3項目を付け加えることで、あらゆる種類・あらゆる状態の土の力学挙動を、同一理論的枠組で表現しています。