平成21年度 会長あいさつ 一般社団法人化にあたって

GEOASIA研究会は3年前、2006年に名古屋大学知的財産部のご指導により、任意団体として設立されました。設立に当たりましては、当時の中部地方整備局の大村哲夫局長と各建設会社の特に名古屋支店の幹部の方々から多大の応援をいただきました。心から感謝いたしております。

砂から粘土まで、中間土や人工処理土も含めて、あらゆる土と地盤を対象に(All Soils)、変形から破壊まで、あるいは液状化とその後の砂の圧密のように、不安定状態から安定状態まで、どんな状態でも力学状態を限定することなく(All States)、そして静的と動的を問わず地盤に作用するあらゆる種類の外乱の経時変化に対応して(All Round)、地盤と土構造物につぎつぎと何が起こってくるのか、その時刻歴解析を行うというのが、地盤解析プログラム ・ ジオアジア(GEOASIA®)の目的です。幸いこの研究目的に関しては、国交省の3年に亘る大型研究費、あるいは文科省の5年間に亘る科学研究費(基盤研究S)など、多方面から深くご理解を賜り、無事この3年間を過ごしてまいりました。

さてこれまでGEOASIA研究会は、任意団体でありまして、言わば名古屋大学土木系教室の地盤力学研究室を取り巻く私的団体のようなものでございました。しかしこれでは研究会会員にきちんとした責任を果たすことができませんし、また社会から責任ある仕事を任せてもらうことも難しいのではということになり、今年4月3日の臨時総会で、研究会を任意団体から非営利型の一般社団法人に組織変更することになりました。非営利型の一般社団法人というのは、会員に共通する利益を図る共益的活動を目的にする法人であり、この共益的活動を通じて、社会への貢献を進めようというものであります。そして7月2日に、無事GEOASIA研究会の一般社団法人としての登記を済ませてまいりました。

定款にはこの研究会の目的を三つ掲げています。解析技術の不断の向上と、これを使いこなせる人材(GEOASIA®Master)の育成、そして受託研究の実施です。研究会の組織と、これまでの活動実績などにつきましては、是非このホームページ(URL:https://www.geoasia.jp)の各欄をご覧ください。

今後とも皆様方からの暖かいご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願いいたしまして、社団法人化に際しましてのご挨拶といたします。

平成21年7月

名古屋大学大学院教授
一般社団法人GEOASIA研究会
会長 浅岡 顕